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ACS 青年期の危機尺度

青年期に特有な心の動揺を捉え、適切な関わり方を見出します

著者:活水女子大学教授 医学博士/教育学博士 長尾 博
発行:千葉テストセンター

概要

  • 青年期の心の葛藤・不適応の早期理解に活用できる尺度です。
  • 中学・高校・大学の入学時の不登校傾向・うつ状態のスクリーニングテストとして使用できます。
  • 心療内科・精神科での青年期患者に対する心理診断や治療方針の資料としても有効です。
  • 心の葛藤に関する7つの下位尺度(26問)と不適応に関する7つの下位尺度(24問)から構成されています。

青年期の危機とは

心理学や精神医学において約半世紀前から青年期の心の動揺を意味する用語として使われてきました。その意味は次の2つの内容があります。

『A水準』:親子関係における孤独と依存の葛藤やアイデンティティーの確立の葛藤などの青年期の心の発達過程での動揺を意味します。
『B水準』:心身の不調や学校や職場での不適応状態を意味します。

検査の構成

青年期の心の葛藤(A水準)に関する7つのサブスケールと青年期の不適応(B水準)に関する7つのサブスケールから構成されています。

A水準(青年期の心の葛藤)

決断力欠如 大切なことの決断ができない
同一性拡散 自分がどんな人間なのか特徴がつかめない
自己収縮 自信がない、存在感が乏しい
自己開示対象の欠如 心を開いて話せる相手がいない
実行力欠如 何かを行う実行力がない
親とのアンビバレント感情 感情的に親への甘えと独立の葛藤がある
親からの独立と依存の
アンビバレント
考え方のうえで親の考えと自分の考えとに葛藤がある

B水準(青年期の不適応)

緊張とその状況の回避 イライラが強くその場を逃げ出したい気持ち
精神衰弱 特にうつ状態
身体的痛み 心因からくる頭痛、腰痛など
稀な体験や精神・身体的反応 食欲不振や神秘的体験
閉じこもり 不登校傾向、引きこもり傾向
身体的疲労感 心因性の疲労感
対人的過敏症 人の目を気にしやすい

実施手続きと採点方法

  • 適用年齢は、中学生・高校生・大学生が対象です。
  • 実施時間は約20分です。個別でも集団でも実施できます。
  • A水準の質問項目数は26問。「全くそのとおりである」から「全くそうでない」の5つから回答します。
  • B水準の質問項目数は24問。「はい」「わからない」「いいえ」のいずれかで回答します。
  • サブスケールごとの合計得点と平均値、およびA水準とB水準のそれぞれの合計得点を算出し評価を行います。

検査名:ACS青年期の危機尺度(ACS)

適用範囲
中学生~

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