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吃音検査法 第2版

本邦初の吃音検査法す
 吃音の多くは、幼児期に始まり、素因、発達、学習、環境などの要因が相互に関与すると考えられ、総合的な捉え方を必要とする問題です。その中でも、発話の流れにおけるつかえ(発話の非流暢性)と、つかえに対する話し手の反応は核となる問題です。
 吃音検査法は、発話のつかえとそれに対する話し手の反応の枠組みを、観察可能な範囲で「吃音症状および非流暢性の分類」として提示しました。そして、吃音の指導開始時に、共通の枠組みをもって評価を行ない、指導方針をたて、情報を共有するために必要な検査場面と課題を提示しました。
 さらに、資料として、吃音検査法や、改訂作業の段階で採取した吃音児者および、非吃音児者の発話サンプルから、非流暢性の頻度と種類を提示しました。

著者:小澤恵美,原由紀,鈴木夏枝,森山晴之,大橋由紀江,餅田亜希子,坂田善政,酒井奈緒美
画像提供:学苑社
 

第2版への改訂について

  • 第2版より検査図版と解説が別売りとなった。
  • 初版と同じスピーチサンプルのCD-ROMに加え、第2版の「吃音症状および非流暢性の分類」に準じた症状サンプルのDVDを作成、付録とした。
  • 「吃音症状および非流暢性の分類」の再構成。
  • 重症度プロフィールの再構成。
  • 記録まとめと記録用紙の一部修正と記載例の付加。
  • 検査図版は初版からの変更なし(幼児版・学童版・中学生以上版の3種構成)。

特長

  • 幼児版、学童版(低学年用、高学年用)、中学生以上版の年代別に検査ができる。
  • 場面や段階に分かれている検査内容は、指導方針立案の参考となる。
  • カラフルで親しみやすく、子どもが興味をもつイラストを使用。
  • 記録用紙・記録のまとめのフォーマット、そして対象者の情報をまとめるための総合評価が、発行元のサイトからダウンロードできる。(発行元ホームページはこちら)
  • 付属のスピーチサンプル(CD-ROM)を活用することにより、実際の吃音症状および非流暢性の分類が理解できる。
  • 吃音検査法から、簡便で使いやすい検査へと改良された。

目次

》目次
第2版の刊行に際して
初版まえがき
図表一覧

I 吃音検査法
 1 吃音検査法の開発経過
   (1) 〈試案1〉の作成
   (2) 改訂版の作成
   (3) 吃音検査法 第2版の作成
 2 吃音検査法の概要
   (1) 検査の枠組み
   (2) 分析
 
II 検査項目一覧
       幼児版
       学童版
       中学生以上版
 
III 手引き
  1 実施
  2 適応年齢
  3 実施手順
   (1) 幼児版
   (2) 学童版
   (3) 中学生以上版
  4 記録
 
IV 資料
  1 吃音検査法の非吃音児者への実施と非流暢性の分析結果
     (1) 目的
     (2) 方法
     (3) 結果
  2 〈試案1〉の吃音児者、非吃音児者への実施と非流暢性の分析結果
     (1) 目的
     (2) 方法
     (3) 結果
  3 吃音検査法〈試案1〉から、吃音検査法へ改訂までの過程
     (1) 〈試案1〉の吃音症状分類
     (2) 吃音症状分類の改訂
     (3) 〈 試案1〉と吃音検査法の吃音中核症状頻度ならびに総非流暢性頻度の比較検討
 
V 付録
      吃音検査法総合評価用紙
      総合評価用紙補足説明
      吃音検査法 症状サンプル(DVD) ・スピーチサンプル(CD-ROM)の記載例
      
参考文献
 
VI 記録用紙と記録まとめ
     幼児版 記録まとめ
            記録用紙
      学童版 低学年用 記録まとめ
             低学年用 記録用紙
             高学年用 記録まとめ
             高学年用 記録用紙
    中学生以上版 記録まとめ
                記録用紙

Ⅶ 記録ときろくまとめ記載例
    幼児版
    学童版
    中学生以上版

吃音検査法 症状サンプル(DVD)・スピーチサンプル(CD-ROM)についてのお願い
著者紹介

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適用範囲
幼児版:2~6歳(就学前児)、学童版:小学生、中学生以上版:中学生以上成人まで

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価格 数量
用具
吃音検査法 第2版 検査図版

幼児版・学童版・中学生以上版の3種の検査図版

15,400円 数量
検査法・手引書
吃音検査法 第2版 解説

DVD(症状サンプル)、CD-ROM(スピーチサンプル)付

5,500円 数量
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