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日本語版SESBI-R 改訂版サッター-アイバーグ児童生徒の行動評価尺度

改訂版 サッター‐アイバーグ 児童生徒の行動評価尺度
SESBI-R(セスビアール)
Sutter-Eyberg Stuent Behavior Inventory-Revised
 
  • SESBIは、学校での子どもの行動上の問題を簡便に評価するための質問紙です。
  • 養育者が回答し家庭での問題行動を評価するECBI アイバーグ子どもの行動評価尺度(エクビ)の姉妹版尺度として開発。ECBIに加えて実施することで、学校での様子を把握することができ、問題行動を呈する子どもへの理解を深めることができます。また、問題行動で困っている担任への支援方法を検討する材料とすることもできます。

原著者   :Sheila Eyberg,Phd・Donna Pincus,MA
日本語版著者:加茂登志子(日本PCIT研修センター 代表理事)
       佐藤美幸(京都教育大学 発達障害学科准教授)
       古川心(神戸親和女子大学 発達教育学部心理学科講師)
発行    :千葉テストセンター
発行年月  :2020年12月

概要①

原著者  Sheila Eyberg,Phd
 Donna Pincus,MA
 日本語版著者  加茂 登志子  (日本PCIT研修センター 代表理事)
 佐藤 美幸  (京都教育大学 発達障害学科准教授)
 古川 心  (神戸親和女子大学 発達教育学部心理学科講師)
適用  日本版は2歳~6歳(就学前児童)
所要時間  回答は5分程度(回答者:保育士・教師)
 質問項目  38項目
 (強度スコアは7件法、問題スコアは2件法)

概要②

  • 1989年にアメリカのアイバーグ博士らにより開発された、学校での子どもの行動上の問題を簡便に評価するための質問紙。
  • 子どもの問題行動を量的にとらえる強度スコアと、保育士や教師の困り感をとらえる問題スコアの2つのスケールからなる。
    スコアが高くなればなるほど問題行動がより高い水準であり、保育士や教師への子どもの問題行動のインパクトがより高いことを示す。
  • 質問紙への回答は保育士や教師が行う。
  • 質問項目数は38項目。強度スコアは「ない」から「いつも」までの7件法、問題スコアは「はい」もしくは「いいえ」の2件法で評定する。
  • 家庭での問題行動を評定する ECBI (養育者が回答)の姉妹版尺度として開発されており、形式や内容はよく似ている。
  • 家庭に加えて学校での様子を把握することにより、問題行動を呈する子どもへの理解を深めることができる。
    また、問題行動で困っている担任への支援方法を検討する材料とすることもできる。

使用マニュアル

まえがきより

 学校で子どもが指示に従わない、友達とけんかをするという様子はよく見られますが、担任教師がこれらの問題を制御することができないと、学級経営が難しくなることがあります。またこのような問題が継続した場合、反抗挑発症や素行症へとより深刻な状況に進んでいくこともあります。カウンセリングや教育相談に来談する子どもの中には、家庭では大きな問題は見られないものの、園や学校で問題行動があらわれることもあります。そのため、早い段階で問題を把握し適切な支援や治療につなげていくことが重要です。
 SESBI-Rは教師や保育士等によって記入されるよう設計されており、保育園・幼稚園・こども園や学校での子どもの破壊的行動の評価に役立ちます。ECBI(Eyberg Child Behavior Inventory:アイバーグ子どもの行動評価尺度)と組み合わせて使用すると、臨床家と研究者に小児期および思春期の子どもの行動上の問題の同定と治療に有用な情報を提供します。SESBI-Rの質問項目は普段の子どもの様子をたずねるものであるため、専門的知識や特別な解釈を要することなく回答することができます。また、子どもの問題行動の評価(強度スコア)と教師の困り感の評価(問題スコア)の2側面から問題行動を評価可能です。回答は5分程度で行うことができ、採点も簡便であることから臨床や研究に有用な尺度となることが期待されます。

  

目次

● はじめに
Ⅰ.SESBI-Rとは
Ⅱ.SESBI-R開発のコンセプト
Ⅲ.日本語版SESBI-Rの作成と研究
Ⅳ.SESBI-Rの実施方法
Ⅴ.SESBI-Rの解釈
Ⅵ.SESBI-Rを様々な場面で使う
  ■個別の子どもの問題行動に対する診断と治療のファーストステップとしてSESBI-Rを用いる
  ■地域や一定の集団で問題行動における“ハイリスク”の子どもや子どもの問題行動に苦しむ保育士・教師を
   特定するスクリーニングテストとしてSESBI-Rを持ちいる  
  ■SESBI-Rを治療や研究に使用する
  ■SESBI-RとECBIを用いた介入治療アウトカムの測定
Ⅶ.SESBI-Rの使用例
Ⅷ.これまでのSESBI-R研究
Ⅸ.SESBI-Rを用いた研究

著者プロフィール

加茂 登志子(かも としこ)先生

東京女子医科大学医学部卒業 ハイデルベルグ大学精神科留学
1997年 東京都女性相談センターにて非常勤嘱託医
2000年4月~2003年3月 女性と仕事の未来館特別相談員(こころの相談)
2006年 東京女子医科大学神経精神科 教授
2006年4月 東京女子医科大学附属女性生涯健康センター所長、東京女子医科大学附属青山女性・自然医療研究所 所長
2017年2月  若松町こころとひふのクリニックのPCIT研修センター長

専門分野:心身医学、女性精神医学
加入学会:日本トラウマティックストレス学会理事、 日本総合病院精神医学会評議員


姉妹版尺度

  • ECBI (エクビ) アイバーグ子どもの行動評価尺度

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    ●原著者:Sheila Eyberg
    ●日本語版著者:加茂登志子
    ●ECBIは子どもの行動上の問題と親の育児困難感を同時に評価する尺度
    ●子どもの日常の問題行動の内容と程度及び養育者の育児に関する困難感を、包括的かつ具体的に把握する。
    子どもの問題行動を量的にとらえる強度スコアと養育者の育児困難感をとらえる問題スコアの2つのスケールから構成。
適用範囲
2歳~6歳(就学前児童)

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